あそびラボに来られた方とお話ししていると、「プラレールで遊んだことがなくて、レイアウトの作り方がわかりません・・・。」と伺うことが多くあります。
お母さんだけでなく、作れないお父さんもいらっしゃって、かなり意外!
ということで、プラレールレイアウトのよっさん流の作り方を、写真を大量に使って書いていきます!
最終的には、上のレイアウトを作ります!
もくじ
基本は環状線!
現実の鉄道で環状線になっているのは、例えば山手線、大阪環状線、ディズニーリゾートライン、山万ユーカリが丘線などいくつかありますが、大半の鉄道は折り返しで行ったり来たりしてます。
大宮駅を走っている路線はすべて折り返しですね。
でも、プラレールでレイアウトを作るときは、環状線が基本!
直線レールをつないだだけで、環状になっていないと・・・、
レールは途切れないようにレイアウトを作ることが大前提です。
最も簡単なレイアウト
プラレールレイアウトで最も簡単なレイアウトは、曲線レールを使った環状線です。
曲線レールの数を数えると、8本あります。
8本で円ができます。
8本で円ができます!
大事なことなので、2回書いておきました。
8本で円(360°)、4本で半円(180°)、2本で90°、1本で45°です。「曲線レール2本で90°曲げることができる」ことは覚えておいてください。
線路をつなげるとこんな感じです。
車両を走らせてみます。
0~1歳くらいのお子さんは、このような単純なレイアウトでも喜んで、見入って、車両や線路を鷲掴みにして、楽しめると思います。
2歳くらいになると、これでは物足りないと思いますので、この基本の環状線レイアウトを元に拡張していきましょう!
環状線を分割して、レールを追加してみよう!
環状線を元にレールを追加してレイアウトを少し大きくしていきましょう!
以下の写真を参考に、環状線の半分に分割してください。
分割したら、直線レールを追加します。今回はそれぞれ2本の直線レールを追加しています。
線路をつなげるとこんな感じです。
とてもとても単純ですが、このように分割した部分に同じレールを追加していくと簡単に拡張することができます。
環状線を分割して、レールを追加してみよう!(少し応用編)
では次に少し応用編。さきほどと同じように曲線レール8本で円を作り、やはり同じように分割します。
ここに曲線2本ずつ追加してみましょう。画像の上下2カ所に、同じ形で追加するのがミソです。
線路をつなげるとこんな感じです。真ん中が少し細くなった、落花生のような形ができました。
このレイアウト、よく見ると小学校高学年で習った「線対称」「点対象」になっていることがわかると思います。
点対象:ある点を中心に180°回すと、もとの形にぴったりと重なる図形を、点対称または点について対象であると言います。
慣れるまではこの「線対称」「点対称」を基本としてレイアウトを作ると簡単に確実に作ることができます。
応用編
やはり円を基本に作っていきます。隣に準備したのは坂レールです。
この坂レールは、立体のレイアウトを作成する際に使うパーツです。黄色い橋脚1つ分の高さまでレールを上げたり下げたりするのに使います。
線路の両端が床と平行になるよう、少し曲がっています。
では、さっそくレイアウトを作ってみましょう。
分割した部分に坂レールを追加します。この時、向かって右側が上がるように配置してください。
次に橋脚を置きます。橋脚はレールとレールのつなぎ目に配置します。下の写真のように、レールを橋脚の半分まで乗せる感じです。
次に、さきほど分割した半円形のレールをつないでいきます。橋脚の使い方はさきほどと同じく、「つなぎ目に配置」です。これを繰り返して立体部分を作っていきます。
最後にもう1本の坂レールをつなげれば完成!坂で上り下りする基本のレイアウトです。
さらに応用編
さきほど作ったレイアウトをさらに拡張し、分岐を使ったレイアウトを作っていきます。下の写真の場所を分割してください。
分割したところに分岐レール(ターンアウトレール)を追加します。
写真のように直線レールと曲線レールを配置していきます。
線路をつなげるとこんな感じです。
電車のスイッチが切れたり、レイアウトが崩れたりしますので、坂レールの下以外の場所で交差させましょう!
駅やトンネルなどは、レイアウトが完成してから
子供と一緒に組みたてていると、どうしても「駅」や「トンネル」などの情景パーツを持ってきますが、これはレイアウトが完成してからレールと交換する形で入れ込んでいきましょう。
まとめ
初心者向けのプラレールレイアウトの組み方をまとめてきました。
- レイアウト作成の基本は「曲線レール8本の円」から始める。
- 分割して同じパーツを両方に追加する。
- 分岐レールは同じ方向を向くように配置した方が良い
- 情景パーツは最後に追加。